正分子とは

【 正分子とは 】

生命を維持する必須の物質は約50種類(分子26種類、元素24種類)で、それらは人体ではつくれないか、合成できても必要量が足りません。ノーベル化学者のライナス・ポーリングが「Orthomolecule(正分子)」と命名しました。Orthoは「正しい」という意味です。

また正分子50種類の内、13種類の分子は「命の物質」(ラテン語でビタミンという意味)と命名されています。

約29種類の正分子の必須量は食事で確保できますが、そのうち約16種類は過剰になりがちです。一方、残り正分子21種類の必須量確保は食事からでは困難です。

【  命の物質とは 】

ビタミンの名前は「命」という意味のvitaと「アミン」のaminを組み合わせたものでポーランド人の研究者フンク(Casimir Funk.1884-1967)によって1911年ころに命名され、元々は「vitamine」と綴られていた。その後、ビタミンの化学構造の研究が進み、中にはアミンではないものも含まれることが明らかになったことから、1919年にはイギリスの研究者ドラモンド(J.C.Drummond)の提唱で最後の「e」を落とした「vitamin」の綴りとなり、様々な種類を区別する為に「A」「B」「C」などの符号が用いられることになった

●ノーベル医学生理学賞・化学賞

 1929年
C.Eijkaman(蘭) 脚気の研究によるビタミンB1の発見のきっかけ 
F.G.Hopkins(英) 成長ビタミンの発見
 1937年A.Szent-Gyorgy(ハンガリー) 生物学的燃焼に関する諸発見、ビタミンCの発見者
W.N.Haworth(英) ビタミンCの合成
P.Karrer(スイス) ビタミンA及びカロテイドの研究
 1938年R.Kuhn(独) ビタミンに関する諸研究(ビタミンB群に関する研究)
 1943年H.C.P.Dan(デンマーク)、E.A.Doisy(米) ビタミンKの発見、単離、合成
 1964年D.M.C.Hodgkinn(英)
X線解析による生体物質の構造決定、ビタミンB12の構造決定

医療に関わる事実

●事実・その1

1988年のアメリカの一流医学雑誌『New England Journal of Medicin』の主幹であるイングルフィンガーは医療が疾病の治療にどのような役割を果たしたか次のように見積ました。

緊急医療の質と生活の質80%の向上が重要だと言えます。

●事実・その2

1998年アメリカの医師会医学雑誌

『J,Am,Med, Assoc.279:1200』

に正しく処方された(ミスを除く)医薬品による副作用死は年間約7万6千~10万6千人と発表されました。

翌1999年にはクリントン大統領が対策号令を発しました。

全米科学アカデミーの医学研究所は医療過誤死者(薬処方間違い、機械操作の誤り、医師の診断ミス、看護師の措置ミス等)は約4万4千~9万8千人と推定し、経済損失は290億ドル(約3兆4000億円)に上ると報告しました。

大統領は「医療過誤で無駄に命を落とすことがないよう、組織的取組みが必要だ」と述べました。正しく処方された医薬品による副作用死と医療過誤による死者の合計は年間あたり12万人~20万4千人になり、一日あたり328人~558人にもなってしまいます。緊急医療の質の向上は医師免許取得後、少なくとも6年以上(一般内科医、外科医など4年、その後緊急医療2年以上)が必要だと思います。

現行は医科大、医学部卒業後の医師国家試験で、免許を取得した臨床見習医(2004年以降、2年間の臨床研修の義務・研修医)が(夜間の当直などで)緊急医療を実施している実情があります

●事実・その3

Medically Caused Death in America アメリカでの医学的に引き起こされた死

An Exclusive Interview With Barbara Starfield (By Jon rappoport 2010.06.28)                                 

Barbara Starfieldとの単独記者会見 2010.06.28  

On July 26, 2000, Dr. Barbara Starfield, revealed her findings on healthcare in America.     Starfield was, and still is, associated with the Johns Hopkins School of Public Health. 

2000年7月26日に、バーバラStarfield博士はアメリカでヘルスケアの上で彼女の調査結果を 明らかにしました。 

The Starfield study, “Is US health really the best in the world?”, published in the Journal of the American Medical Associationcame to the following conclusions:  Starfield研究(「米国の健康は、本当に世界で最高ですか?」)は、米国医師会ジャーナルで発表されて、以下の結論に達しました。  

Every year in the US there are:米国の毎年の存在

12,000 deaths from unnecessary surgeries;

不必要な手術からの12,000の死;

7,000 deaths from medication errors in hospitals;

病院における薬物エラーからの7,000の死;

20,000 deaths from other errors in hospitals;

病院における他のエラーからの20,000の死;

80,000 deaths from infections acquired in hospitals;

病院で得られる感染症による80,000の死;

106,000 deaths from FDA-approved correctly prescribedmedicines.

FDA認可の正しく処方された薬からの106,000の死。  

The total of medically-caused deaths in the US every year is 225,000. 

米国での医学的に引き起こされた死の合計は、毎年、225,000です。  

This makes the medical system the third leading cause of death in the US, behindheart disease and cancer. 

これは医療制度を心臓病と癌に次ぐ、米国で第3番目の主要な死因にします。

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