こんにちはスタッフのヒロです
今回は前回の続きでインスリンの働きについて話したいと思います。
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ご飯やパン(ブドウ糖)を食べることにより血糖値は上がります。
この時、肉・卵など(タンパク質)と一緒に食べた時は、大体1時間から1時間半で血糖値は200(約10g)まで上ると、膵臓のβ細胞が反応しインスリンを出します。
インスリンが出ると体の中でどの様な事が起こるか?
●まず初めに脂肪の分解を止める。
●糖の新生(肝臓でタンパク質からブドウ糖を作る)を止める。
インスリンが出ていない時は、タンパク質からブドウ糖を作っている
●脂肪をエネルギーとして使っていた細胞は血中脂肪(脂肪酸)が無くなればブドウ糖に切り替わる。
●筋肉も脂肪からブドウ糖を使うようになりグリコーゲンに合成する。
●肝臓は脳が使う1時間分のブドウ糖を出しながら残りはグリコーゲンとして貯める。
●腎臓はポンプのような働きがありブドウ糖は一旦腎臓から放出され再び血液の中に吸収される再吸収能力がある。
この腎臓の再吸収能力は血糖値200(約10g)で、それ以上のブドウ糖では再吸収が出来ず尿から漏れ出す。(尿糖)
つまり血糖値200(10g)以上になると高血糖尿症状態が続き糖尿病となる。
●インスリンはその他、脳や脂肪細胞などほとんどの細胞と関係します。
これらの事が正しく行われる事で血糖値を下げる事ができます。
2型糖尿病のようにインスリンが出ても細胞にブドウ糖を取り込む門を作れない人はブドウ糖をとりこめないため血糖値を下ることができません。
インスリン作用がある時は肝臓はアミノ酸を、心臓は脂肪をエネルギーとして使うため脂肪やたんぱく質が足りないとインシュリンが出ても心臓や肝臓など他の細胞が脳とブドウ糖を取り合うため、たんぱく質と脂肪もとても大切です。
次回は食事方法と対策について話したいと思います。