今回のテーマは妊娠活動・略して「妊活」です!
現在不妊のカップルは10組に1組と言われているらしいですね。
一般的にはこうなるとまず「不妊治療」と考えがちですが、莫大な予算と母体への影響は計り知れません。
不妊治療としてまず上げられるのが、ホルモン治療です。
ホルモン治療ってなに?
一般的にはエストロゲン(女性ホルモン)やゲスターゲン(黄体ホルモン)と呼ばれる卵巣で出るホルモンを調整して、妊娠させてみようと言う療法です。
ではエストロゲンなどのお薬やサプリメントを飲んだりすればいいの?と言うわけではありません。
●性ホルモンの出るしくみ
先ほど出てきましたエストロゲン(女性ホルモン)やゲスターゲン(黄体ホルモン)と言うのは現場(卵巣)で出る最終的なホルモンです。
下の図を見てください。
①脳(視床下部)から「ホルモンを出しなさい」と命令
↓
②脳下垂体がそれを受けて卵巣へ「ホルモンを出しなさい」と命令。
↓
③卵巣がそれを受けてようやくエストロゲン(女性ホルモン)やゲスターゲン(黄体ホルモン)が出ます。
このエストロゲン(女性ホルモン)は子宮内膜の内側の部分に受精卵が着床できるベッドを用意します。
ゲスターゲン(黄体ホルモン)はそのベッドをフカフカにします。
そして、受精卵が着床するとこの黄体ホルモン・女性ホルモンは出産するまで出続けます。
脳は現場(卵巣)の状況だけを見て命令を出すのではありません。
お母さんの体全体を見て「あ~、こっちは酸素がたりてないぞ!こっちは体に熱が足りないぞ!」などいろいろな所を見ます。
だから、お薬やサプリメントでいきなり現場のホルモンを入れるとお母さんにも、赤ちゃんにも大きな影響が出てしまうのです。
次回、「妊活にはどのような栄養が必要?」についてお話します。
くわしくは、治療の先生や総合体力研究所の勉強会に来てくださいね!
END
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