こんにちは
スタッフの大森です。
遅くなってしまい大変申し訳ございません。
以前にInstagramでアンケートを行い、
リクエスト頂いた内容についてお伝えします。
第一弾は「疲労」についてです。
以下の順に短くご紹介致します。
1.疲労を感じる仕組み
2.よく言われている乳酸について
3.どうしたらいい?
では、はじめていきます。
1.疲労を感じる仕組み
疲労は誰もが感じています。
肉体的疲労、精神的疲労と感じたことがあるでしょう。
これらはどのような仕組みで感じているのかと言うと、ストレッサー、ストレス、恒常性を聞いたことはないでしょうか?
ストレッサーとは
あらゆる身に降りかかるストレスの要因のことを言います。
運動、気温、ウイルス・菌などがストレッサーです。
ストレスとは
ストレッサーが身に降りかかっていることに対して【恒常性】が崩れた状態で、戻そうとしている反応をストレス反応と言います。
【恒常性】とは
体の内部環境を一定に保ち続けようとすることを言います。
下記の記事と重なる点が多々ありますので同時にお読みください。
まず、人は多くのストレッサーを常日頃あらゆる形で受けています。
それらは4つに分けることができます。
・物理的要因(運動する、気温が高い、物がぶつかる、放射線 etc)
・生物学的要因(ウイルス・細菌に感染する、動物に噛まれる etc)
・化学的要因(タバコ・副流煙を吸い込む、薬など毒物 etc)
・精神的、心理的要因(仕事で失敗する、友人との不仲 etc)
と挙げられます。
このあらゆるストレッサーに対して、
体は何もしていないかと言うとそんなことはありません。
恒常性、体は状態を一定に保とうと働きます。
体温調節などがその働きです。
例、気温が高く体温が上がってしまうので、汗をかき体温を下げ、体温を一定に保つ。
しかし、ストレッサーに対応できなくなってくると、体は恒常性を保てず歪んでしまいます。ストレス状態です。
体への負担が大きくなっているため、体を休めて負荷を改善するためにもう動かないで、休んでと危険信号として現れます。
危険信号が疲労です。
2・よく言われる乳酸について
皆さん疲労を感じた際に、
『筋肉に乳酸が溜まった、疲れた~』などと、特に運動の最中聞いたことはありませんか?
乳酸=疲労物質? 実は違います
どのように乳酸が生み出されるのかと言うと運動を行う際に、運動強度に合わせて体はエネルギーを作り出しています。
その時酸素を利用し、脂肪を燃焼させることでエネルギーを作り出していますが、運動強度が高くなってくるとその方法では間に合わなくなってきます。
すると、間に合わさるためにブドウ糖(グルコース)を利用する方法でエネルギーを作り出します。
その時に同時に生み出されるのが、乳酸です。
運動強度の高い運動を続けることでどんどん乳酸は生み出されます。
そして、このまま溜まったままなのかと言うと
運動後、30分ほどで乳酸はエネルギーとして肝臓でブドウ糖に再生されはじめます。(糖再生)
よって乳酸で疲労を感じている訳では無いのです。
3・どうしたらいいの?
疲労がたまっている場合どうしたらいいでしょうか?
休息をとることです。
各要因によって改善に向けた取り組みは変わってきますが、共通して良い睡眠をとることがとても大切です。
睡眠に関しては下記URLの記事を読んでみてください。
そして、ストレッサーに対応できる体づくりを行うことです。
ストレス状態の際、副腎からホルモンを分泌して対応しているので、これをきっちり出すために、十分に食事でブドウ糖、タンパク質を摂取した上でビタミン・ミネラルを摂取する事をお勧めいたします。
今回はここで以上となります。
さらに詳しく知りたい方は、お近くの治療所、サロン、などで先生にお訪ねください。
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