こんにちは
スタッフの室垣です
↓前回までの記事を読む↓
私達は、20種類のアミノ酸を使って身体作りと生命活動を営んでいます。
20種類のアミノ酸のうち、体内で作れないものが、9種類(子供は10種類)あります。
この9種類のアミノ酸を、必須アミノ酸と言い、通常3度の食事からタンパク質という形で摂取しています。
では
●アミノ酸を、何のためにとるの?
小腸から吸収されたアミノ酸の行方は?
①身体作り
身体作りに使うのなら、必須アミノ酸9種類(子供は10種類)そろってなければならないですね。
じゃあ、タンパク質(プロテイン)のほうが良いってことですね
②糖新生して脳のガソリンとして使う
脳のブドウ糖が足りない時に、肝臓でブドウ糖に変えて使うことができるそうです。
それならブドウ糖を摂れば良いのでは?
③処分する
必要がなければ、蓄えられないので、肝臓で処分して捨てるそうです。
処分するときに、アンモニアを作るので、肝臓に負担がかかります。あら大変!
●BCAAって?
BCAAは、Branched Chain Amino Acidsの頭文字で、分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれる3種類のアミノ酸、バリン・ロイシン・イソロイシンのことを言います。
BCAAは身体作りには必須ですが、他のアミノ酸と一緒でなければなりません。
普通の食事をしていれば、食後は血中にBCAAが多くなっているし、血中にいっぱい残っています。
BCAAは、筋肉で運動中は利用されますが、運動後はエネルギー源としてはほとんど使われません。
(参考:BCKDH、グルタミン、オキサロ酢酸、スクニシルCoAとの関係)
ブドウ糖が足りない時に、肝臓の細胞で、ブドウ糖に変えるそうです。
肝臓は、脳のために仕事をしていて、肝臓でフェニルアラニンからチロシンに変えて、脳に送ります。
チロシンから、ドーパミンやノルアドレナリンが作られますが、BCAAが血中に多くあると、チロシンが脳に入るのを邪魔してしまいます
邪魔で危ないので、筋肉に加工させて肝臓に戻しています。
生命のための優先順位は、脳が一番で、肝臓・腎臓が仕事を多くすることで脳を助けます。
同じ酵素があっても、筋肉が優先されることはなく、必ず後回しになります
ではBCAAの行方は?
①肝臓がエネルギー源として使う
②身体作りに使う
③肝臓で糖新生して、血中へ
④処分する
なるほど…よ~く、わかりました~!!
みなさん、スポーツのための栄養どうしたら良いか?
ぜひ先生に相談してみてくださいね~!
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